部品内蔵 EC²AM

・EC2AM(イーキャム)は、Unimicron JAPANが設計/製造/販売する、銅コアを使用した部品内蔵基板です。

・イーキャムとは、Embded Copper Core AdvancedModuleの意味を持っており、銅コアを採用することで、放熱拡散性、平坦性、剛性、耐ノイズ性能等にアドバンテージを有する部品内蔵基板となっています。(イーキャムのロゴは、銅コアをロゴ中心に描き出し、接続配線が広がっていくイメージをデザインしています)

・太陽誘電が長年にわたり技術開発及び量産製造技術を確立したEOMIN(イオミン)部品内蔵基板は、2021年3月に技術ライセンスをUnimicronグループに譲渡契約し、Unimicron JAPANがその技術を継承することで、世界に唯一の部品内蔵基板を提供し続けています。

市場ニーズ

近年の電子機器には、小型化、高機能化及び高速化・高放熱化が要求されております。
これらのハードウエア技術には、電子機器の要求に対応するために、更なる高密度化が要求されております。
しかしながら、従来のモジュール基板上への2次元的な部品の高密度実装には限界が来ており、樹脂基板内に3次元的に部品を配置し、部品実装の表面積を減少させ小型化を可能とし、更には発熱を効率的に放熱できる構造をもった電子部品内蔵基板技術が注目されております。

特長

EC2AM基板は、高信頼性部品と銅コアを採用により高い放熱性   を持ち合わせることで、他社と比べ高効率化と小型化を実現しています。

材料

  • ビルドアップ層:Aginomoto ABF材
  • ソルダーレジスト:太陽インキ SR1フィルム材

用途・アプリケーション

  • 5G/6G基地局用POL 電源モジュール
  • データセンター用POL 電源モジュール
  • 車載LEDライト用 放熱モジュール
  • 高放熱カメラモジュール
  • 産業用ロボットモジュール

層構造

・5層板:2+(部品内蔵銅コア)+2
・7層板:3+(部品内蔵銅コア)+3

断面図画像

・5層板(2段ビルド、IC内蔵、抵抗chip内蔵、MLCC内蔵)